建売プレハブ住宅のチェック
保証条件を確認する
また近ごろは、遺骨をプレートやアクセサリーにして、手元においたり、身につけたりして供養する人も増えています。 このプレハブ住宅には、「工業化住宅性能認定」の制度があり、供給者は建物の品質を保証するための「性能認定書」を提示することになっています。 その内容は「建物の安全性・居住性・耐久性などに関する詳細項目」からなっているので、それについて説明を充分に受け、理解することが大切です。 また、建物のアフターサービスや保証期間などは、各社がそれぞれに決めているので、買い主側で研究する必要があります。 記事タイプと構造や使用をチェックする 「プレハブ工法」は量産方式なので、どんな間取りにも対応できるわけではありません。 また、どんな建築主の希望もかなえられるような“多種のモデル”を用意することができないので、要望に応じるために、おおよそ次の三つのタイプを考えて提供しています。 ①「個別評定住宅」といい、決められた型しかできないもの ②「プラン評定住宅」といい、間取りを何タイプか用意し、その中から選ぶ方式111オプションとして、屋根の形を選べるようになっているものなど ③「一般評定住宅」といい、建築主の注文になるべく応じられるようにつくられたものしかし、間取りy外壁の仕上げ材、階高に制限がある プレハブ住宅で問題になるのは、建築主の希望をかなえるために、決められたタイプ以外のものに設計を変え、“骨組の安全チェック”をしないまま建てられてしまう場合があることです。 たとえば、「間取りの変更により耐力壁を移動し、耐力壁のバランスが崩れているもの」や「鉄骨系プレハブでは、軸となる柱や梁などの鉄部の錆止め処理や漏水・結露防止の配慮をしていないもの」などです。 グ木造系プレハブμの場合、「柱や梁材などが充分に乾燥されているかどうか」のチェックが必要です。 現場に材料が搬入されてから、「雨ざらしにされたかどうか」「組立てられた床パネルや壁パネルも同じようにあとで雨ざらしになったかどうか」などを確認したいものです。
トラブルが多いケースに当たらないか
プレハブ住宅で比較的多いトラブルは、次のようなものです。とくに注意してチェックしてください。 ①築二年程度で土台(ツガ材)が乾燥して収縮し、アンカーボルトに三ミリから四ミリ程度のゆるみが生じてしまった こうなると土台が基礎にきちんと固定されず、建物に揺れが発生してしまいます。 この土台の不陸(平らでなく上下していること)は仕上げ材にまでおよび、床面に凸凹や傾斜が生じることになります。 ②打たれた釘の数が規定よりも少ない 耐震壁の基準では釘打の本数が決められており、規定どおりの本数が打たれていないと、建物の強度が低下します。 ③使用する金物の種類を間違えていたり、金物を固定する釘の本数が不足していた 緊結度(枠と枠・枠と合板の一体性)が低下します。 ④枠組みの構成や荷重の流れを理解しないまま床根太(床板を支える枠材)や窓マグサ(窓の上部の枠材)を使用している 構造的に弱まってしまいます。 ⑤木材に釘打ちによる割れが生じている 木材が乾燥しているために起こる欠陥で、予備穴を開けて接着剤で補強することが必要です。
パネル工法で特に注意すること
「パネル工法」の特徴として、給排水工事や電気の配管配線工事などの多くは、床パネルや壁パネルを所定の位置に設置する工事が終わってから行なわれます。 そのため、パネルに穴をあけたり、断熱材をはがしたりという作業が前段階にあり、給水や給湯管の保温が充分になされていない場合があります。 内部配管は直接見ることができないので、あとで“保守点検”できるようにパネル内に埋め込まない設計をしてもらうことが大切です。 天井や床下にあらかじめグ点検ログを設けておいたり、計画の段階で床下に“点検通路”などをおりこんでおく必要があります。 また、漏水や結露を防ぐことで、建物の構造を傷めないようにする工夫が必要です。
ツーバーイフォー工法でとくに注意すること
「ツーバーイフォー工法」(枠組壁工法)は、「壁や屋根の骨組などを工場でつくって現場に搬入し、規格材と組合せたり、あるいは、現場で規格材を組み立てて家を建てる工法です。 主な枠材の断面が“二インチ×四インチ”(現状では三・八センチ×八・九センチ)であることから、こう呼ばれています。 このツーバーイフォー工法の資材である木材は、主としてアメリカやカナダから輸入されています。 これらは、住宅用の場合は含水率が一九パーセント以下と決められていますが、形状が似ているために、市場に出回っている「建築用材ではない未乾燥材」(グリーン材)や「建築用材であっても充分に乾燥されていない国産材」が用いられていることもあります。 このような木材を使うと、壁内の“内部通気”がとれない工法のため、湿気による結露が発生しやすい状態になります。 また、「乾燥材」(ドライ材)と表示しであればすべて安心ということにはなりません。 「輸入の際に“湿度吸収防止処置”がしであるか」「輸入後の集積倉庫での保管状況はどうか」「現場に入ってから雨天の場合の処置はどうなっているか」などに注意する必要があります。 また、「小屋裏換気」とは“屋根内の換気”のことですが、「床下から屋根下まで通気しやすい構造」である“在来工法”と違って、ツーバイフォー工法の現行の施工基準では通気への配慮がなされていません。 わが国はアメリカやカナダと違って“湿度の多い国”なので、ツーバーフォー工法を選んだ場合には、「壁内や天井を通しての通気」を考慮することが大切です。